
ぼったくりバー。
取り締まりも厳しくなった昨今、あやしいキャッチにさえ気をつけてたら、「ぼったくりバーに引っかかることなんてないよね」なんて、みなさんは甘く考えてはいないだろうか?
否。
近ごろも「高いけど、まあこれくらいなら…」という絶妙な金額をふっかける「プチぼったくり」が横行し、さらにはマッチングアプリで知り合った女の子に誘われて入った店がぼったくりバーだった、なんてケースもある。
そう。ぼったくりバーは、今もなお犠牲者を出し続けているのだ。
「こっわ…!」

どうする?
どうする??
どうする???
…そうだ!!!
事前にシミュレーションしとけばいいんじゃない??
ということでお呼びしました。

保多 崇志(やすだ たかし)
早稲田大学法学部を卒業後、銀行員のキャリアを経て、弁護士に。主に借金問題などの案件を手掛ける。”坂道系アイドルグループ” の大ファンでもあり、総勢100名ほどの全員の顔と名前を熟知している。東京弁護士会 所属。(情報は掲載日時点)

~シミュレーション説明~
主人公は、現代社会に巣食う闇を一切知らない、純粋無垢な青年しょーじくん。
しょーじくんが、ぼったくりバーによる「ぼったくりを切り抜ける」ための適切な行動を指示していきましょう。
【シミュレーションの流れ】
①ぼったくりの切り抜けに重要な「5つのシーン」が登場②各シーンで、取れる行動の選択肢が提示される
③ぼったくりにあった際に、切り抜けるための適切な選択肢を選ぶ
④「弁護士ならこうする!」の選択肢を選べたらクリア、(失敗したら解説を読んで)次のシーンへ
⑤最終的にしょーじくんが「請求された法外な金額」を支払わず、お店を出られればゴール
【弁護士ならこうする!】ぼったくりシミュレーション開始です!

週末、仕事帰りのしょーじくん。給料が入ったばかりの財布を手に、「一杯飲んでから帰ろうかな~」とホクホク顔で繫華街を訪れました。そこで目に入ってきたのは、「1時間5,000円!飲み放題!」と書かれたプラカードを持った女の子。
「1時間で5,000円なら安いし、いいかも」と考えたしょーじくんは、女の子に詳細を聞いてみることにしました。
「スタッフさんって、何人くらいいるの?」と聞いておく
A. スマホなどで録音をとっておく

「他にお店を探すのも面倒だしな…」と、女の子について行ってみることにしたしょーじくん。お店は大通りに面していて、ほかのお客さんも入っていました。
安心したしょーじくんは、お店に入店し「1時間5,000円」の飲み放題メニューを注文。お酒も入り、隣についてくれた女の子との会話も弾みはじめました。
A. 女の子が自分のお酒を追加するときは値段を聞く

飲み放題の1時間が経過し、お会計を頼むことにしたしょーじくん。「え? 20万…??」明細をよく見ると、飲み放題の5,000円のほかに、聞いていなかった項目がずらずらと書かれていました。
「ここに書かれている項目、聞いてないのばかりですけど…?」
気分を害さないよう、一旦相手の言い分を認めてあげる
A. 「お店側が説明していない」と言い続ける

お店側の要求に対して、断固として応じないしょーじくん。すると、痺れを切らしてきたお店側が、ついに声を荒げてくるように。
「いいから払えよ!」「手持ちがないなら、ATMまで行ってこい」 このままでは、手を出されてしまうかもしれない…
A. 声を荒げてきたとき

警察を呼び、店側と話し合いを重ねたしょーじくん。警察にうまく入ってもらえたことで、店側の高圧的だった姿勢はやわらぎ、話すことができました。
ただし、どれだけ話をしても店側が「20万円払え!」という主張をやめることはありません。
A. 「説明を受けた5,000円」だけ置いて店を出る

また今回は警察に通報しましたが、相手が暴力や声を荒げる行為に及ばなかった場合など、警察に通報する前に店を出る選択をしても問題ありません。
ただし、その際にも後日の証拠として残しておくため、警察への届け出は行っておきましょう。

